『デリシャスパーティ♡プリキュア』登場人物の総合的評価とプリキュアの強さに関する研究

 

1.緒言

 国民的人気アニメ『プリキュア』シリーズは2023年で20作目を迎える。プリキュアとは、肉弾戦主体のアクションと、友情やヒーロー物としての周囲の人間関係の過程や成長を描く事に重きを置いた作劇が特徴であり、ジャンルとしては女児向け変身 (ヒーロー)・アクションアニメに類するものである[1]。そのため、ファンの間ではプリキュアの強さについての議論がしばしば交わされ、歴代プリキュアの強さキャラランキングなども作られている[2]。

 しかし、このようなプリキュア強さキャラランクは、シリーズの垣根を超えており、シリーズによって戦う相手も異なっていることから、プリキュア同士で比較することは適切ではないと考えられる。一方、現在放送されているシリーズ第19作目『デリシャスパーティ♡プリキュア』では、プリキュア以外の戦闘員も数多く出演しており、1シリーズの作品内部でプリキュアの強さについて俯瞰的に議論をすることができる。そこで、本研究ではプリキュアの強さを明らかにすることを目的として、「デリシャスパーティ♡プリキュア」作品内部において、総合的な面を評価して強さキャラランクの作成を行い、その結果について述べる。

 

2.解析方法

 デリシャスパーティ♡プリキュア(以下デパプリ)では、自身の戦闘力が高くなくとも、特殊能力を行使し、戦いに貢献する描写がなされている。また、鬼滅大学の煉獄教授郎は「強さというものは肉体に対してのみ使うものではない」と述べており[3]、純粋な戦闘力の高さのみでキャラクターの強さを評価することは適切でないと考えられる。そこで、強さキャラランク作成についての評価基準は以下の1〜4とした。

 

1.戦闘力の高さ

2.サポート能力

3.特殊能力

4.メンタルの強さ

 

 

3.結果および考察

Table.1  The tier list of Delicious party precure.

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表1に、今回の解析によって得られたデパプリ強さキャラランク表を示す。

以下、個別解説を行う。

 

〜SSSランク〜

・和実よね

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Fig.1 God of Oisiina Town.

主人公和実ゆいの祖母であり、おいしーなタウンの支配者。この作品のナレーションも務めており、まさにデパプリ世界の"神"である。

今や故人であるが、その脅威のカリスマ性により、在命時もおいしーなタウン全体から圧倒的支持を受けていることが判明している。また(空腹のため)街で倒れていたクッキングダム最強キャラジンジャーの窮地を救った過去もあり、ジンジャーより格上の存在であることは明白だろう。

前述したが、死後は消滅せずに神となっている。そのため、世界中で料理が消えてしまう事態に対しても「みんな、突然のことで戸惑ってるわねw」と余裕の見物をしており、明らかに只者ではないことが読み取れる。

また、言霊による現世キャラへのサポート能力は随一の性能を誇っている。ゆい達が何か壁にぶつかった時には必ず道標として、言葉が背中を押してくれる。

神なので文句なしのSSSランク。

 

 

〜Sランク〜

・ゴーダッツ

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Fig.2  End boss of Delicious party precure.

今作のラスボス。自分より優秀(だと思われる)弟弟子の才能に嫉妬しており、師匠ジンジャーから後継者として完全に認められなかったという理由で闇堕ちしたらしい。そんな闇堕ちの動機としては弱すぎる割に、世界中の料理を奪う行為にまで至っている。図2からも分かる通り、とにかく必死である。何が彼をそこまで突き動かしているのか分からないが、精神面の図太さは一周回ってずば抜けていると評価して Sランク。

しかし、王国の近衛隊長だけあって戦闘能力は普通に高い。得意技は死んだフリからの不意打ちであり、ブラックペッパーに対して再起不能の致命傷を与えている。また、キュアプレシャス特攻も持ち合わせており、彼女のメンタル破壊に唯一成功した猛者である。

 

・ジンジャー

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Fig.3 Fan of Jibanyan.

ジバニャンのオタクみたいな格好をしている変質者。しかし、クッキングダムの重鎮ローズマリー・シナモン・フェンネルの3人の師匠であることから凄い人物であるようだ。

純粋な戦闘力の高さは不明だが、記憶封印・未来の予言・ほかほかハート集積装置の作製など特殊能力を異常に使用できることを評価して Sランク。実際、最終決戦では彼が過去で仕込んでいた装置が逆転の一手となった。

 

〜Aランク〜

ローズマリー(デリ石持ち)

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Fig.4  Super excellent person.

とりあえず場に出して腐らないタイプ。何か色々出来る。デリ石復活後の最終決戦では第一線で戦っており、ラスボスとゴリゴリに格闘しているため、何のアニメを見ているのか忘れてしまうほど。セクレトルーの自爆特攻を受けても余裕があったこと、ゴーダッツとやり合えることから圧倒的な肉体のタフさが見て取れる。

また長い経験から培われた大人としての助言により仲間のメンタルを回復させたり、指揮能力が高く連携プレーも得意であることから非常に評価が高い。味方の中で一番頼れる人物であり、とりあえずこいつの言うことを聞いていれば間違いはない。しかし、あまりの万能っぷりから一部では「マリちゃんの存在がプリキュアの成長を阻害している」と批判の声も上がるほど[4]。デパプリ2期(ない)では間違いなくナーフされるだろう。

 

・シナモン

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Fig.5 Battle scene of Shinamon.

品田拓海の父。品田門平なのでシナモン。ゴーダッツが闇堕ちするきっかけを作ったことから、非常に優秀な人材であったことが予想される。実際ゴーダッツと普通に戦えており、純粋な戦闘力も高いことがわかる。

 

〜Bランク〜

フェンネル

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Fig.6 Middle-aged-man.

ゴーダッツの元の姿。あまりにも描写が少なかったため判断が難しいが、一応王国の近衛隊長を務めているということで優秀である。またシナモンにレシピボン泥棒の冤罪を着せて王国を追放させるなど、知恵が回る部分もあると予想される。ただし、弟弟子シナモンの存在への嫉妬・師匠ジンジャーに完璧に認められていなかったことを考えると、ローズマリーやシナモンよりランクが下がると考えられる。

 

セクレトルー

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Fig.7 BBA.

ブンドル団のおばさん幹部。完璧主義であり、努力を怠らないタイプであることが読み取れる。フェンネルの手助けもあったかもしれないがクッキングダムにバレずに潜入する事も出来るため、敵幹部としては十分優秀である。しかし、料理が下手であるためBランク。卵ぐらい割れるだろ。

 

 

〜Cランク〜

プリキュア(単体)

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 Fig.8 JC.

中学生なので実はそんなに強くない。ウバウゾーを浄化できる点は唯一無二の特権となっているが、個人の純粋な戦闘力ではおそらく一般のクッキングファイターとそこまで変わらないこと、メンタル面に関しては標準であること、戦闘以外の特殊能力も特に持ち合わせていないことからCランク。ちなみに4人それぞれについて書こうかとも思ったが、特に差がなさそうだったため一括させてもらった。

ただしプリキュアはチームで動く前提であり、想いの力によって強さが大きく変動するため、ぶっちゃけこのランク付けには意味がない。早くもこのクソ論文の存在意義がなくなってしまった。

 

・ブラペ

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Fig.9 Black pepper, healing precure.

プリキュアと肩を並べて戦っており、かなり戦闘センスが良いと考えられる。ウバウゾーを浄化することが出来ない分、戦闘力はプリキュアよりやや劣る。しかし、ヒーラーとしての役割もこなせることが判明しており、最終決戦ではプリキュアの回復を2度行うなど敵チームにいると非常に厄介なキャラ。もしクッキングファイターとして幼少期から王国で養成されていたらAランク以上に入っていただろう。

 

・ナルシストルー

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Fig.10  Candy apple lover.

男の敵幹部。記憶が曖昧なので間違っていたら申し訳ないが、戦闘力はプリキュアとタイマンで互角程度だった気がする。ただし、セクレトルーにあと一息で始末されるところだったことからCランク。モノづくりが得意らしく、ロボットの家来を作ることが出来るのは評価点。

ブンドル団に入った経緯は、自分に合う食べ物が少なく楽しそうに食事をしている人間が嫌いだったことが判明している。しかし、最終的にはリンゴ飴一つで懐柔されており、逆恨みの意志の弱さはマイナスポイント。

 

・コメコメ

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Fig.11 Energy fairy A.

プリキュア合体技発動のアイテム枠。特筆すべき点は特殊能力であり、ワープ機能が備わっている。このワープにより味方を救出したファインプレーを評価してC ランク。ただし、ワープは自身の体力をゴッソリ使うため連続使用は不可。ちなみに人生で一度限りであるが過去に飛ぶこともできるチートっぷり。妖精なので戦闘力自体は皆無。

 

 

〜Dランク〜

・パムパム

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Fig.12 Energy fairy B.

かわいいぬ。

 

・メンメン

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Fig.13 Energy fairy C.

火が吹ける。

 

・セルフィーユ

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Fig.14 Incompetent cooking fighter.

見習いクッキングファイター。メンタルが弱い。こいつはモブキャラでありながら成長イベント回があった割に、最終決戦では敵の増産型ロボットにあっさり捕まっており、無能であると判断。

 

〜Eランク〜

・レシピッピ

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Fig.15 Pippi.

毎回奪われる存在。あまりにも無力。ちなみに私のお気に入りはうどんのレシピッピ。

 

・クッキング

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Fig.16 Garbage of cookingdom.

ゴミ。仮にも一国の王であるにも関わらず、偉そうに座っているだけの穀潰し。おそらく世襲制なのだろうが、このような知性の欠片もなさそうな奴に権力を持たせるのは意味が分からない。同じように偉いだけの無能としてはスタートゥインクルプリキュアの12星座のプリンセスなどもいるが、彼女らと違ってこいつはビジュアルも終わっているため救いようがない。今回の騒動、王国の近衛隊長が反乱を起こして世界中の料理を奪った大事件に対する責任を取って、王の座を自ら下りるべきである。

 

 

4.結言

 プリキュア自体はそこまで万能キャラではないことが明らかになった。しかし、裏を返せば、個々人の能力はそこまで高くないにも関わらず、プリキュア達は最終的に巨敵を倒している。これは、人と人との繋がりや想いの共鳴が大きな力を生み出したからだと考えられる。以上より、このような形でのプリキュアの強さ評価は完全ではない。そのため、想いの力を含めた考察を今後の研究課題とする。

ところで修論の提出が来週なのに何故今こんなものを書いているのか本当に意味が分からない。この記事に費やした時間で修論4000字分ぐらい書けた気がする。

 

 

参考文献

[1]Wikipedia

[2]どっかのスレ

[3]吾峠呼世晴, "鬼滅の刃 第8巻", 集英社(2017)

[4]Twitter

トロプリ最終回から3ヶ月ほど経ったらしい

トロピカが終わってから、もう3ヶ月らしい。最終回が素晴らしく綺麗な終わり方だったのと、去年悔いの残らないように楽しんだので、トロが終わったことに対する未練のようなものは一切ない。以前にも言ったが、むしろ最終回直前の方がメンタル的に圧倒的にキツかった。

 

現行シリーズのデリシャスパーティプリキュアは放送休止こそ挟んだものの、作品自体は良い感じで進んでいるし、私も普通に楽しんでいる。少なくとも録画に甘えることなく日曜朝リアタイで見るぐらいのモチベはある。個人的には、ふわここねがあのなりでコミュ障なのが良い。

 

 

しかしだ。トロピカル〜ジュ!プリキュアが放送されない日常は何というかシンプルにつまらない。トロプリからしか摂取できない成分がある。結局のところ私は毎週ローラの自惚れが見たいし、夏海まなつに無限のやる気を分けてもらいたいのだ。グッズに関してももう買いたいものがないので購入欲で誤魔化すこともできない。あと残っているのはBlu-ray最終巻と再販待ちのクッションカバーぐらいか。どんどんトロピカの供給源がなくなっていくのが目に見えて分かる。

私は今トロプリの楽曲を聞きながら大学の桂吉田間連絡バスに乗っているが、2021年は良かったなと改めて感じる日々である。

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トロプリ46話(終) 感想

10月頃からトロプリ終わってしまうどうしようどうしようと言い続け、遂に来てしまった最終回。終わる寂しさでここ2ヶ月程は正直かなりしんどくて、ラスト2週間は入試の合格発表待ちみたいな緊張感で過ごしてたのですが、本日やっと解放されました。最高の形で。

プリキュアツイートうるさすぎだろコイツって1年間思われてたことでしょう、皆さんごめんなさいね。

 

最終回、点数をつけるなら100点満点中トロピカ5000兆点って所でしょうか。トロプリらしさ全開で、トロプリとして理想の最終回でした。1年間信じてきて本当に良かったとしか言えないです。この作品に出会えて圧倒的感謝。本当にありがとう。

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それでは、最終回振り返っていきます。

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ヤラネーダもいないのにいきなり変身からスタート。次回予告でもトロピカルメロンパンが部室でサマーの顔面にぶつかってるのどういう状況だよと思ったら夢オチでした。なるほど、プリキュアは絶対変身シーンを毎週入れなければならないノルマがあるみたいなのでここで消化と。確かに途中で無理矢理理由つけて変身すると話がスムーズにいかなくなるので、最初に変身シーン入れてくれたのは良かったですね。

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さて、現実はローラが女王になるためにグランオーシャンに帰るか、地上に残るかの択。グランオーシャンに帰るなら人魚の掟で記憶が消されて、皆の事を忘れてしまうかもしれないという残酷さ。トロピカる部の集合写真を眺めて寂しそうな表情をするローラで既に破壊力やばいです。

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朝になっても上の空のローラ。仕方ない。

とりあえず皆に事情を話します。

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話を聞いた時の、さんごちゃんの悲しそうな顔、みのりん先輩の複雑そうな顔、あすか先輩の反抗顔。どれも皆らしいリアクション。突然のお別れの可能性を示唆されて寂しいのは皆同じだけど、こういう3人の表情の見せ方が違うのが個性が出てて良いですね。まなつはもちろんローラの一番大事なことを応援するという立場。ブレません。

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場面変わってトロフェス開始前。ここでローラが劇のラストを変更したいと提案。劇の内容は現実とリンクしているので、ローラが女王になることを決断をした瞬間ですね。

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リップで気合を入れて、劇の本番スタート!

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まずは、まなつとローラの出会いのシーン。まなつが最初に名前を聞くのはもはや安心感があります。それにしても、まなつ結構劇の練習頑張ってたと思うんですけど、割と普通に棒読みで面白かった。どうでも良いけど、お芝居ってこちらが見てる以上に難しいんでしょうね。

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次はさんごとの出会いのシーン。さんごは最初は自分の「可愛い」を押し出せない子でしたね。ピンクの中に一つだけある紫のチューリップ。周りと好みが違うのが恥ずかしくてピンクを勧めようとするけれど、「私はあなたのオススメが欲しいの」と全肯定するローラ。最高です。幼少期のトラウマのチューリップを使って、ここを再現してくるの本当に良い...。

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お次はみのりん先輩登場。ローラはお忍びで来ているという設定上、ボディーガードかお世話係みたいな人に追われているという場面っぽい。桜川先生がノリノリで一緒に劇に出てくれてるの好きすぎる。

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そして、ここの会話。

「追われてるのね、私と服を取り替えて入れ替わって逃げましょう」

「え?またあなたの乙女なポエムが読めるのね」

「黙れ」

入れ替わりネタを披露してくるの隙がない。しかもポエムネタ掘り返して、煽りに行くローラが面白すぎる。温厚なみのりん先輩が黙れって言い返す相手もローラぐらいしかいないでしょう。入れ替わり回、ギャグに見せかけてローラが人間に憧れる伏線からラストまで擦る重要回になるとは完全にやられましたね。ロラみのは、まなロラに次ぐトロプリ王道カプですね、この二人も最高だ...。

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最後はあすか先輩。劇の中でも仲間は信じないというスタンスのあすか先輩に対して、強ければ別に仲間じゃなくても良いわよと返すローラ。初期のローラは確かにそういう目線であすか先輩を見てたし、あすか先輩もローラのことをしばらく雑に人魚呼ばわりしてたので、ここのバチバチした空気感は懐かしかったですね。

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しかしバチバチした直後に思わず笑みが溢れる2人。これは多分劇の内容じゃなくて、素で笑ってしまったんでしょう。今や2人がちゃんと仲間であることがよく伝わってきます...。

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OPカット回収もありがとう。このシーン、2人が気の合うバカ同士なんだなって事がすぐに分かるので好きです。

そして劇は終盤。しかし、ここからはもはや劇ではなく、完全に今の現実を重ね合わせた会話になっていきます。

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女王になるためにこの街に来て

皆と仲良くなって

毎日すごく楽しくって

ずっと一緒にいたいって思って

だけど、だけど、私は帰らなきゃ

私の夢を叶えるために帰らなきゃ

皆との仲良しの思い出をこの胸に。

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ローラの本心が皆に語られるシーン。私はそろそろもうダメです。劇中にこういう会話ぶち込んでくる演出はずるいよ...。何でこんなことしてくるの...

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トロピカってる...そう言いかけて、まなつのリップが落ちるんですよ。メイクが消えて、まなつの感情爆発...。

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トロプリにおいてメイクは誰かに見せるとためのものじゃなく、気合いのハチマキです。勇気が出ない時や不安な時は、自分を奮い立たせるためにメイクをして気持ちをアゲる。そうすることで、これまで困難を乗り越えてきた訳です。ローラの一番大事なことは女王になることで、まなつの一番大事なことはローラの夢を応援すること。だから、まなつは今回もリップで気合を入れて、ローラと別れる寂しさを乗り越えようとしてたんでしょう。でもどうしても抑えきれずに本心が溢れ出てしまった。リップが落ちたのはそういうことかと...。

まなつは1年間底無しの明るさで突っ走ってきました。自身は変わらずに、太陽のように周りを照らし続けて引っ張ってくれる、応援してくれるような存在。でも、そんなまなつが最後の最後で本心を爆発させるシーン。ダメです。語彙力なくて申し訳ないけど、尊すぎて死にかけました。特大まなロラ、ありがとう...。

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最後は「なかよしのうた」の合唱。

私「なかよしのうた」を初めて聞いた時からずっと言ってたんですよ、絶対終盤みんなで歌うシーンが来るって。明らかに全員で歌う用の歌詞だし、校内放送回で皆はローラの歌聴いてないし、重要シーンのBGMには使われてるし。

本当に皆で歌い始めた時、マジで泣きそうになった。何ていい曲なんでしょうこれ...。

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って思ってたら、まなつがセットにぶつかって劇崩壊するギャグぶち込んで来やがった。このアニメ忙しすぎる。すまん、さすがにここで笑いに切り替えられる余裕は私にはなかったよ。みのりん先輩も「私たちの物語だから」で片付けないでくれ。笑 

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とりあえず、まなつは笑って気持ち切り替えられて良かったということで。最後は仕切り直して終了。とても良い劇(?)だったと思います。

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劇終了後には人魚をカミングアウト。

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人魚に対する周囲の反応も好きですね。3話で人魚はきっと面白顔だよって笑ってたまなつの同級生がビックリしてたり、人魚を目撃したことを信じてもらえなかった角田さんが一番に尾ひれに触りに来るのとか、大して驚かない水族館の館長さんの反応とかね。

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あおぞら中一同の人魚コールとヘッドスピンローラの愉快さで笑いました。ローラさん、あなたそんな器用な事も出来たのね。めっちゃ回るじゃん、凄いな。

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いよいよお別れのシーン。これまで割と余裕ありげに振舞っていたローラが下向いて涙抑えきれなくなってるのが、一番グッと来た...。まなつが感情爆発させた時もまだ大丈夫って感じだったのに、本当に限界って感じで死にました。ローラもまなつと同じタイプで、本当に寂しいのに強がって我慢してたんですよね。私もそろそろ限界です。ローラがこんな表情したの初めてだもの。

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ここでまなつが気合いのリップを塗るのもう完璧すぎますね。さらに寂しくなったら、これを塗って元気を出してねとリップのプレゼント。

お別れするならこの展開はあるんじゃないかと思ってました。(最終回3日前ぐらいにコレだ!って妄想してました)

本当に私が望むものを見せてくれますねトロプリは。ストーリーとして本当に美しい...何でこんな尊いことをするのか。天才なのか?天才すぎないか??

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記憶消去装置については、人魚と人間の寿命差による寂しさを消すためのものだったと判明。これも考察していた通りで、掟の存在意義としては非常に納得のいく理由でしたね。

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帰ってしまったら皆との思い出を忘れてしまうかもしれない...という状況。

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「まなつ、さんご、みのり、あすか」

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「私のこと、忘れない...?」

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「あぁ」

「絶対に」

「忘れない」

「一生覚えてる」

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「ありがとう、また会いましょう...!」

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ああぁ...。もう語らなくて良いよね私。

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その日の晩、指輪をはじめローラと関わったモノが消えていくという切なさ。もう記憶消されてしまったのかと思うと寂しすぎる。

 

翌日。

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もうここね、本当に息が止まるかと思った。絶対忘れない!一生友達!って約束した後に爆速で全員の記憶消えてるの容赦なさすぎる。ローラはともかく、まなつ達人間側の記憶は保持されると思ってたので、そこも含めて確実に一回死にました。苦しすぎる。多分私だけじゃなく全員死んだと思う。死んだよね?

更に写真からも消えるって物理的な影響まで及ぼしてるの、記憶消去装置の性能ぶっ壊れすぎているよ。それとも、写真には写ってるけど本人達には何故か見えてないとかそういう話なんでしょうか。

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謎のリップが少し気になるローラ。でも記憶が消えてるので何なのか分からない。苦しすぎる。助けてくれ...

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次期女王として人間の世界について勉強したいと言ってローラは地上に。会話見た感じ、現女王様も記憶消えてそうな感じですね...。

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1話の出会いの場所...。出会いの仕方も全く同じ...。でもやっぱり2人とも覚えてなさそうな様子。この再会の仕方は苦しすぎる...。ここら辺になるとかなり絶望してて、本当にずっと嘘だよな?な?な?って言ってました。

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「あ...」

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「凄い!人魚って本当にいたんだ!」

ねぇ、やめてくれ...そうじゃないでしょ...

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「私の名前は〜!」

ねぇ、そうじゃないでしょ...

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「あなたは私を知らないのね」

「え?」

「なら私が探している人間ではないわ」

合ってるよ、思い出して...。

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「誰かを探しているの?」

「えぇ、友達を」

隣にいるよ...思い出して...

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「へぇ〜私とおんなじだ!何か手がかりは?」

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「これ」

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「あ、わたしのリップ!」

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「え?」
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「何でローラが持ってるの?」

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「「え?」」
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「何でまなつが私の名前知ってんのよ!」

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「「えっ?」」

 

!!

!!!

!!!!!!

!!!!!!!!!!!

!!!!!!!!!!!!!

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2人とも...覚えてる..!!!!

 

良かった...本当に良かった.....

 

三途の川まで見えかけましたが、この瞬間完全に生き返った私。

 

トロプリ、ありがとう...。まなロラなら絶対大丈夫だって信じてたよ...

 

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2人が記憶を取り戻したことによって、記憶装置がぶっ壊れるの面白すぎる。多分どういう理屈だよって考えたら負け。まぁアクアポットが最強ということで良いよね。とりあえず、ずっと胸が張り裂けそうだったけど、ここで安心してようやく心から笑えました。
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シャボンピクチャーで撮った思い出が溢れ出す演出。そして、ここから「あこがれGo My Way!!」が流れ始めるのも天才。本当にありがとう...。

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その後の皆の様子。さんごはメイクの練習。みのりん先輩はクソデカ鉛筆で書き物、もう二度と筆を折らないってことでしょうか。あすか先輩は高校でテニスだけど、何やら揉めてる模様。止めてる百合子さんも良いですね。まなつは「もっとトロピカる部」の部室改装作業。トロピカる部に新入部員いっぱい入ってきてくれたみたいで嬉しいよ...。

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後回し勢もちゃんと生活してるようで何より。ローラは女王修行の一貫なのか分からないけど、人間についての講義をしてるみたい。記憶装置が破壊されたことによって、今後、人間と人魚の世界の関係性も変わってくるかもしれないですね。

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ありがとう。本当にありがとう。

そして、ED後。

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来期プリキュア、キュアプレシャスとの絡み。例年だと新プリキュアは途中で挟みにくるけど、ラストに持ってきたのは偉い。
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最後はまなつがウンコ踏んで終わり。嘘だろおい...プリキュアがウンコ踏んで終わりって。プリキュア主人公の本編最後のセリフが「犬のフンふんじゃった」ってマジかよ。凄い感動的な話で散々こちらの感情揺さぶった後にウンコ踏んで終わりってとことんぶっ飛んでやがる。でもそういうところが好きなんだよな。最高だぜトロプリ。

 

いやー終わってしまった...。でも本当にトロプリらしくて最初から最後まで本当に素晴らしい最終回でした。初見時は結末不安すぎてギャグシーンはあまり笑えなかったけど、2回目見返してたら、めちゃくちゃ面白いです。あ、くるるんの事は30分間完全に忘れてました。まぁいっか。

 

あと何が良かったかというと、ローラはただ黙って記憶を消されるんじゃなくて、ちゃんと対策を練っていたこと。記憶を消される前にメモを残し、グランオーシャンの住民でも人間でもない後回し勢に記憶が消えた自分をあおぞら市に誘導するようにお願いしておく。ローラの頭の良さと絶対にまなつ達のことを忘れてなるものかという気概を感じますね。そして、最後はリップがキッカケで思い出す。リップを渡したまなつと人魚の運命に抗ったローラのダブルプレーで掴み取った幸せなんですよこれは。まなロラ最高すぎる。どちらかが欠けてたら絶対に無理だった。まなつとローラ、本当に最高のパートナーです。この2人を推し続けてきて良かった...。

 

再会に関しては、記憶問題はさておき、すぐにはできないだろうと思ってましたが結果的に一瞬で会えましたね。せいぜい1週間程度ってところでしょうか。トロプリは今を大事にしている以上、大人になって再会のエンドはないだろうなとは思ってましたが、まさかこんなに爆速で再会できるとは。歴代プリキュア再会最速RTA優勝です。まほプリは5年、スタプリは15年かかってますしね。まぁお別れに関しては各シリーズそれぞれ違った重みがあるんですけれど。

 

 

ここまで1つの作品に熱中したのは初めてだったので、こんなに素晴らしい最終回をリアタイで見ることが出来たのは本当に良かった。これからじわじわトロプリロスが迫ってくるんでしょうが、今は晴れやかな気持ちでいっぱいです。

トロピカル〜ジュ!プリキュア、春映画はないけど、またどこかで会えたら良いな。一応感謝祭は3週間後にあるので、それまでは生きようと思います。

 

トロプリのお陰で1年間楽しかった。本当にありがとう。制作陣には感謝しかないです。

デリシャスパーティプリキュアも来週からよろしくね。

 

 

 

 

トロプリ45話 感想

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うーん、本当に凄い回だった。戦闘シーン作画の迫力、最後の必殺技、敵倒した後の日常シーン、最終回への引き。24分間どこを取っても見所しかない1話で、トロプリが全部詰まってる。久々にトロピカる部皆の笑顔が見られて嬉しい。45話振り返っていきます。

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即復活する後回し勢の3人。元々やる気パワーを持っていないから耐性付きという説得力の高さ。そしてエルダちゃんのアシスト、良い...。44話でもまなつ助けてたし、やっぱりお化け屋敷回の借りがあったからこその行動だと思うとアツい。

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最終的に敵幹部と共闘する展開はプリキュアではよくあるけど、チョンギーレさんはともかくエルダちゃんとヌメリーさんって戦えたんですね。今まで一切戦闘に関与してこなかったのはダルいからって理由だけであなた達こんなに強かったのか。OPでプリキュア達と戦ってた描写がギリギリ詐欺ではなくなった瞬間。

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作画の書き込み具合がいつもと全然違う。影の付け方、凝りすぎ。最終決戦だけあってめちゃくちゃ気合入っていますね。フラミンゴは過剰にムキムキに描かれてて怖くなるレベル。

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マリンビートダイナミックが効かないのは、まぁ知ってた。

コーラルの5重連バリアもかなりアツかったんだけどね...普通に破ってくるバトラーがつええよ。
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「プワァ〜〜〜!」「黙れ!!」でちょっと笑っちゃった。パパイアごめん。
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ギリギリまで皆を守ろうとするコーラルはほんと偉い。
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海底に落ちていく5人。
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伝統的だけどピンチの時にプリキュアが日常の会話をするシーン、あくまで日常を守るために戦ってるんだなって感じで好きです。

それにしても、パパイアのポジションが強すぎる。緊迫していた場面のはずなのに、パパイアビームのせいで一気にシュールな絵面になってしまった。みのりん先輩、ポテンシャルあるのは分かってたけど、気付いたらキャラ立ちすぎというかほんとに面白いキャラになったよね。

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日常の会話をしたところで反撃開始。皆のキリッとした表情カッコいいね...。カッコよくて可愛いって最強すぎる。サマーの起き上がり方は1話のまなつを思い出したなぁ。

そして、この後、問題の最後の必殺技のシーン。

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ここでトロプリの"いつもの音楽"が流れ始めたのはマジでテンション上がった。あーーーーキタキタキタ!って感じ。最終決戦とはあまりにも合わない陽気なBGM。でもそれが良い。

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え?

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度肝抜かれた。先週、魔女オアシスの感動的な話をやった後にこんなにノリノリでトロピカってるオアシスを見ることになるとは誰が予想できただろうか。ハイハイハイハイ!!の所はマジで狂気。オアシス本人を召喚した訳ではないんだろうけど、我々の中のオアシスのイメージを完全にぶっ壊しに来た。この作品やばいよ、マジで頭トロピカってやがる。

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トロピカルパラダイスで元に戻ったバトラー。もういいだろ...って優しく話しかけるチョンギーレさんも素敵。それにしてもチョンギーレさんは隻眼になっちゃったのか...。後に残る傷ってプリキュアシリーズの中でもあまり見たことないから、ちょっと衝撃。
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最後の抵抗で自らのやる気パワーを捧げるバトラーも凄い。もう望まれていないことだろうけど、主の願いを叶えようとここまで必死に動ける忠臣ってなかなかいないよね。

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愚者の棺のゲージは最大に。さぁどうしようって所で修理済みのアクアポットを登場する女王様。そして、グランオーシャンがまさかの移動都市だったとは。

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やる気パワー、ウルトラスーパーアメイジングカムバック!!

ローラさん、ちょっとネーミングセンスダサいところあるけど私は好きですよ。

「愚者の棺vsアクアポット」

世界を滅ぼす愚者の棺に対抗できるアクアポットのやる気パワーの吸引力やばすぎる。アクアポット、たまにバグが起こることさえ目を瞑れば、一番のチートアイテムなのでは?

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最後のやる気パワーカムバック、皆でラメールを支えるの最高すぎる。ローラの隣にはやっぱりまなつがいて、トロピカる部の皆がいるんだよな。はぁ〜〜〜〜尊い(ニチャア

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くるるんは結局最後まで何もしないという安定感。まなつママにあなた何?って言われちゃう扱いの雑さも健在で最高です。広大な海には私達の知らない世界がたくさんあるから仕方ないね。

くるるん、最終決戦でも何もしないでくれてありがとう。君は最高のペットだ。

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グランオーシャンが復活して、めっちゃ喜んでるラメール良いね..。普段ローラって嬉しさを全開にした感情ってあまり出すことないイメージだから新鮮だった。

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干からびかけのバトラーを連れて帰る後回し勢。チョンギーレさんは最後ちゃんと謝罪したのも良かったし、本当に愛すべき3人だった。彼らがトロプリの悪役(?)で良かった。バトラーさんも含めて、また仲良くみんなで暮らしてくれ。

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ここのフラミンゴ、イケメンで好き。

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早く帰ってトロフェスの準備をしよう!って所でAパート終了。ここまでで既に濃密すぎるけど、トロプリの物語の本番はここからですね。

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最終決戦が終わり、トロフェスの準備!

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トロピカる部がトロフェスの主催とはいえ、他の部活に頼られてるのがめちゃくちゃ良い...最初は設立反対すらされてたのに、部自体がこうして皆に認められるの素敵すぎません?

サンドアート回・流星群回・ハロウィン回とかでイベント開催してきた積み重ねがあったからこそ今のトロピカる部がこんなに信頼されてるんだよなって...。
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怖がりのまなつに変わって、オカルト部の対応をしてくれるみのりん先輩も大好き。相変わらず樽被って震えてるまなつも可愛い。オカルト部の子とみのりん先輩は両方オタクっぽいし、この後ちょっと仲良くなりそう。
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あす百合。序盤はあんなにすれ違ってた2人がこんなに自然に話せる間柄に戻ってて嬉しすぎる。あすか先輩、トロピカる部に入って、百合子先輩と和解できて本当に良かった。あす百合の高校テニス部の続編も見たいなぁ...。
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天文部のしおりんに加えて、晴れ男あすかパパも出動。娘想いの良いお父さんだけど、この人はやっぱりちょっと頭がおかしい。晴れにした実績がちゃんとあるだけにまたタチが悪いですこれ。

でも今まで関わってきたキャラがこうして最後に出演してくれるのはやっぱりアツすぎるなって。

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綺麗な夕陽の下でトロピカルメロンパンの差し入れを食べる皆。からの学校にお泊まり。青春しまくりで眩しい。

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ここ、45話で一番好きかもしれないシーン。

先輩つけられただけでテンション上がりまくりのまなつが好きすぎる。クールに呼んでくれるあすか先輩も優しくて好き。理想の先輩後輩関係って感じで最高です。

新入部員入ってくるトロプリ二期は来月スタートだったっけ....?(錯乱)

いやぁ、まなつ先輩・ローラ先輩・さんご先輩の姿見たかったなぁ...やってくれねぇかなぁ。

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「縁起」と「演技」

しれっとギャグを呟いて滑るみのりん先輩。この人ほんとに面白い。そして、ギャグをそもそも理解できていないまなつと滑ったギャグの解説をする鬼さんご。この雰囲気も好きすぎる。語彙力がなくて、「好き」と「良い」と「最高」しか言えなくなってるけど、こういうトロピカる部の雰囲気が好きで1年間推してきたんですよ。ここ数話、トロ部の呑気な雰囲気味わえてなかったから久々に見られて大満足。

それとみのりん先輩のギャグ、私はちょっと笑ってしまったから自信を持って良いと思う。

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トロフェス前日、部室でお泊まり。突っ込んだら負けな気がするけど、どんなセンスの寝袋してるんだ。桜川先生のチョイス狂ってやがる。個人的にはみのりん先輩の寝袋がお気に入り。

 

そして、45話ラストシーン。

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正直1年間ローラの頑張りを見てきた私としては、本当に次期女王の内定を貰えたこと自体はかなり嬉しかった。めちゃくちゃ嬉しい。もちろんローラなら女王になれるでしょとはずっと思ってたけど、いざ言葉にして女王に指名しますって言われたら、凄く込み上げてくるものがある。しかし、女王になれると聞いても、目をちょっと輝かせるだけであまり驚いたりしないローラの反応がやたらリアル。

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問題は女王になるかまなつ達とこのまま暮らすかを選択しないといけないという残酷さ。こんな究極の2択を1日で答えを出せと言ってくる現女王様、割と人の心がない。

とはいえ、これはローラがいつか必ず向き合わなくてはならない問題。だから、後回しにせず今このタイミングで決断させるのはトロプリらしいのかもしれない。

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選択を迫られるローラと後ろで会話を聞いてた

まなつのこの表情...。

 

あーーー、辛い寂しい。どうするんだこれほんとに...。

グランオーシャンは新たな海に旅立つとか言ってたし、加えて記憶問題もあるしで、女王を選択したら本当に二度とまなつ達と会えなくなるかもしれないと。寂しすぎる。ノーデメリットで足を得たように、欲張りローラなら女王と友達両方もぎ取って欲しいけど、今回はさすがにそこまで甘くはないよなぁ...。

 

私の予想としては、ローラ帰っちゃう気がするな...。でも、二度と会えないみたいな本当に寂しい結末じゃなくて、「いずれ立派で素敵な女王になった私を見せてあげるわ!」的な未来への希望に満ちた終わり方。ローラは女王になれるから、権力行使しまくって、掟廃止したり、将来グランオーシャンを人間との交流深める国にすることも不可能ではないしね。今はしばらくお別れだけど、きっとまた会おうね!って感じで着地してくれたら嬉しいかな。

 

 

とりあえず、ローラ本人でもトロピカる部メンバーでもない私がここまでメンタル狂わされるのはおかしい。トロプリが大好きすぎて、ローラに感情移入しすぎて、本当にしんどい。1年間本気で推し続けてきたトロプリが終わる寂しさ、最終回への不安と期待、楽しみが入り混じって、クソデカ感情になってる。誰かこういう感情の制御の仕方を教えてくれ...。

 

 

次回、トロピカル〜ジュ!プリキュア最終回。

10月ぐらいからトロプリ終わっちゃう寂しい〜ってずっとTwitterで言い続けてたけど、マジで終わるらしい。死ぬ。本当に死ぬ。いや、殺してくれ...。

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次回予告、部室で巨大メロンパンぶつけられてるサマーの状況は意味不明だし、最後までギャグ全開でやってくれそうなトロプリで安心した。ローラの重すぎる人生選択の裏で、出来るだけ明るい最終回にしてくれるところはやっぱりトロプリらしくて大好き。ローラがどんな選択をしたとしても、きっと最高の最終回になるだろうなって確信は持てた。あとはお別れへの心の準備をするだけだ。

 

トロピカった最終回、寂しいけど楽しみです。よろしくお願いします。

 

 

 

トロプリ44話 感想

トロプリ44話。

今回で遂に魔女様の過去が明らかに。

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前回の43話は全部振り返ってると意外に書くのめんどくさかったので、今回は要点だけ。

 

魔女は正体は破壊の権化。世界を破壊するために生まれてきたので、人間と仲良くすることは自身の存在意義を否定するようなもの。だから中間択として戦いの後回しをし続けた。人間と友達になる選択肢から逃げ続けた。その結果、全てを忘れてしまっていた。

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なるほど、理由などなく破壊を目的として生まれてきたというのが既に悲しきキャラクターである。この世のバグみたいな存在なのでしょう。本当は友達と戦いたくなかったから、決着を後回しにし続けた。なんとも切ない。1話で「明日にするわ」を初めて聞いた時は爆笑してたけど、こんな寂しい理由があったとは。

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でも、ここの明日にするわ猛ラッシュはちょっと笑ってしまった。本来笑う場面ではないんだけど、こんなに連呼してくるのはズルいよ。

 

そして、伝説のプリキュアの名前はキュアオアシス、変身前はアウネーテと判明。

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キュアヤシノキとか言ってバカにしてたけど、良い名前と名乗りですね。地味に変身バンクが用意されてて豪華だし、戦闘シーンの回想では、ランド(マリン)ビートダイナミックの象とジンベエザメがちゃんと出てきたのがアツかった。

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魔女は友達になることを後回しにし続けた結果、友達はこの世からいなくなってしまった。後回しにしていると、本当に大事なことを出来なくなってしまうことがある。だから、後悔しないように「今一番大事なことをやろう」というトロプリのテーマに繋がってくる。非常に綺麗なまとめ方だったと思います。

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最後は、魂だけの存在であるもののキュアオアシスと再会し、友達になるという大事なことを果たした魔女は泡となって満足げに消滅。破壊を目的としたキャラクターなので、人間と仲良くなったら消えてしまうって意味もあったのでしょうか...。

 

あとは、まなつがキュアオアシスに最後名前聞いたのも良かった。ここ一貫してるサマー大好きです。

 

そういえば、魔女様とキュアオアシスとの関係性がまなつとローラの関係性や記憶問題に絡んでくるかなって思ってたんですけど、あんまり関係なかったですね。あと魔女様が記憶喪失だったのがグランオーシャンの機械とは無関係だったのも意外。考察、本当に全然当たらないものだなと。

 

 

一方、一人だけ悲しみに暮れるバトラーさん。

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この人は結果的に一言で言うと、魔女様オタクだったらしい。そりゃ数百年も魔女様に尽くしてきてたのに、人間の少女と一緒に突然消えてしまったら、どうして...ってなるのは非常に分かる。バトラーさん、魔女を裏切るのでは?とか予想してすまんかった。蓋を開けてみれば、歴代でもトップクラスの忠誠心の高さだった。

 

そして、昔の魔女様の破壊の意思を継ごうと自身をヤラネーダ化させるバトラー。やっぱりラスボスはこいつでした。

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これは...ドラゴンと言って良いのでしょうか?

見た目は結構ダサくてドラゴンと呼ぶには微妙なラインですが、まぁここに関しては一応考察が当たったということにしておきましょう。

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来週はラスボスバトラーとの決着。

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予告から分かる神作画。この感じは板岡先生ですね。

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ここのサマーラメール、予告だけで既に尊い。2人がこうして並んでるだけでグッと来る。

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トロプリは人間と人魚(海の生き物)のストーリーなんだなと改めて感じた話でした。まなつ×ローラはもちろん、魔女とキュアオアシスの関係も。トロプリは、戦う理由やテーマにおいて小難しい思想が存在せず、友情をベースに描ききっているので話が自然にスッと入ってくるのが好きです。

 

 

残り2話。バトラーはまぁ来週シバくとして、本命のローラの記憶問題は果たしてどうなるのか...。来週と再来週に生殺与奪の権を握られております。

とにかく、トロピカる部の皆が笑顔でいられるエンドになりますように。。。

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トロプリ43話 感想

いよいよ物語が佳境に迫ってきました。43話、振り返っていこうと思います。

前回はまなつがヤラネーダに飲み込まれたまま終了。

地上ではプリキュア組以外やる気パワーを奪われ廃人状態。まなつを助けに深海へと向かう4人。

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OPの前に変身。既に終盤っぽさあるね...

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まなつは伝説のプリキュア(以下キュアヤシの木)に記憶を見せられている所からスタート。

怪我をした昔の魔女に対してヤシの木がお手当てをしている様子。この時点で魔女とヤシの木が既に交流があったのか、怪我している魔女を通りすがりのヤシの木がたまたま見かけたのかは分からないが、出会いのシーンっぽくも見える。

 

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ラメールはアクアポットを修理するため、グランオーシャンに一時戻って3人と別行動に。

 

アクアポットって結構精密な機械で面白いですね。ただ入れ替わり回やハロウィン回で割とバグ起こってるし、定期的にメンテナンスしておいた方が良いんじゃないか。ハロウィン回は再起動したらバグ直ったわ!wみたいなノリだったけども。

 

アクアポットを修理装置に入れた後、女王様と話をするラメール。

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プリキュアに関する話題となり、ラメールは自分は人魚であるにも関わらず、何故プリキュア になれたのかと女王様に尋ねる。

明確にその回答は返ってこなかったが、女王様も以前愚者の棺を解放しようとした不届き者に対抗するためにプリキュアになろうとしたがどうしてもなれなかったとのこと。

 

そもそも人間がプリキュアになる場合でも、人魚と人間が心を通わせる必要があるという設定があったので、昔の女王様がプリキュアになれなかったのはそれが理由なのかな。自分はプリキュアになれなかったのに、女王様が17話で変身アイテムをローラに渡した事も納得がいく。

 

そして、南乃島にやる気パワーの入った杯を隠した人物は昔の女王様だったことが判明。

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それにしても生身で戦って敵から杯を強奪してる昔の女王様も普通に凄い。人魚の国の女王は世襲制ではないので、ちゃんと実力があって女王になったんでしょうね。ちなみにブレスレットを添えた事に関しては特に大きく触れられなかったのでやはりオマケだったみたい。 

 

 

その後、人間と関わった人魚の記憶が消される事に関する話題になり、今回の話でおそらく最も重要な女王様のセリフ。

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「...あなたにもいずれ分かる日がきっと来るでしょう。自らその記憶を消してしまいたいと思う日が。」

 

もちろん否定するラメール。まなつたちと過ごした記憶を忘れたいなんて思う日が来るはずがないと。

 

人間と関わった人魚が自らその記憶を消したくなるとはどういう意味なのでしょうか。とにかく掟が存在する理由は、人魚と人間が交わる事自体がタブーなのではなく、関わらない方が良いからといったニュアンスっぽい。

 

私の中で思いつくのは、前回の記事でも触れた通り人魚と人間の間には寿命差が存在して、別れの辛さがあるから、みたいな妄想。そうなるなら人間と関わった思い出なんて忘れてしまった方が良いよねって感じで一応合点がいくけどどうなのかな...。

 

最後は、女王様がヤシの木と後回しの魔女との関係性や過去(だと思われる)をラメールに話して終了。とにかくラメールはここで魔女についての事情を知ったようですね。

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一方、ヤラネーダに飲み込まれていたまなつはクジラの口を持ち上げて自力脱出。こういうの、プリキュア主人公らしくて良いね。

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脱出したまなつは魔女屋敷に潜入し、魔女と直接話してやる気パワーを返してもらおうと動く。夏海まなつ、さすがコミュ力の塊である。f:id:mukimukinakibun:20220109151251p:image

チョンギーレのいる調理室に入って、魔女の部屋の場所を聞くまなつと、まさかプリキュアに潜入されているとは思わずうっかり答えてしまうチョンギーレ。

あまりにも緊張感がないけれども、それがトロプリの良さ。緊迫してる状況であっても、出来るだけコミカルに描こうとしているのが伝わってくる。

 

で!ここですよ。まなつが今度は間違えてエルダ部屋に入るシーン。
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19話の人形で遊んでるエルダちゃん....。あの時の人形大事にして遊んでるの良すぎないか?人形に気付くのか...まなつ...????
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と思ったら、エルダが焦って咄嗟に人形を隠したので気付かなかった様子。個人的にはまなつのリアクションを見たかった気持ちはあるけれども、最後まで知らないままというのも良い。

 

その後、ヌメリーの生み出したゼンゼンヤラネーダと交戦中の3人と合流するまなつ。変身してサクッと浄化。

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ミックストロピカル、久々に見たね。

この技すらもう何だかすごく懐かしい。ちなみに個人的にトロプリの音楽の中でミックストロピカルのbgmがトップクラスで好き。

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続けて、ラメールとも合流し前回のクジラヤラネーダをあっさり浄化。最強のヤラネーダと言ってた割には弱かったけど、まぁストーリーの本題ではないので良いでしょう。

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合流した5人は話をすべく遂に後回しの魔女と対面。魔女の部屋ではやる気パワーで器がいっぱいになり、愚者の棺を解放する準備が整った模様。それにしても、コーラルのペケバリアで足止めされているチョンギーレ好きすぎる。あとここら辺のサマーの作画も何か好き。カッコ良くて可愛い。

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何のために永遠の後回しを企むのか魔女に尋ねるサマー。

「それはもちろん...もちろん...あれ?私は何を後回しにしようとしていたのだ...?

魔女は答えられない。とても大事な記憶だった気がするが思い出せない。

ここで事情を知っているらしいラメールが少し寂しそうな顔をするのも印象的。

 

いや、魔女様はそれを思い出す必要はありませんと割り込んでくるバトラー。思い出されてはやはり都合が悪いご様子。そのままバトラーは愚者の棺の解放に取り掛かる。

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ここで、愚者の棺とは世界を滅ぼして集めた生命エネルギーによって、棺を解放した者に不老不死を得られるモノだということが判明。

 

なるほど。あまりにも物騒すぎる。てっきり私は不老不死自体が嘘だと思っていたけど、思いっきり予想を外してたね。バトラーが3幹部に隠していたのは、棺を解放すると世界を滅ぼすことになるということ。

バトラーは魔女に記憶を思い出されたくはないけど、どうやら普通に魔女の従順な部下ポジションらしいね。前の考察記事で、バトラーは魔女を裏切ってドラゴンに進化するラスボス説とか唱えてたけど、その線はかなり薄くなってしまった。恥ずかしい。まぁ魔女が記憶を思い出した後にバトラーが暴れる可能性はあるんだけど。

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世界を滅ぼすのは流石にやり過ぎだろと反抗するチョンギーレ。しかしバトラーによってヤラネーダにされてしまう。チョンギーレヤラネーダの見た目はなかなかシュール。

生物媒体ヤラネーダが出てきた時点で3幹部がヤラネーダの捨て駒として扱われるのでは?と予想していた人をネットで見かけてたが、本当にそうなってしまうとは。バトラー中々えげつない事をするね...。ここでショックを受けるヌメリーさんとエルダちゃんも良い。

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チョンギーレヤラネーダと対峙するサマーのカットで43話は終了。ここのサマーの作画も何かめちゃくちゃ好き。

 

次回予告。

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サブタイから既に核心に迫ってます。

魔女の過去、何を後回しにしていたのかがいよいよ明らかになる模様。

個人的には魔女の手に指輪がついているのが気になるところ。トロプリの指輪はプリキュアの変身アイテムとして生まれるものなので、魔女が昔キュアヤシの木と心を通わせていた証拠みたいなモノなのかな。

魔女とキュアヤシの木との間で起こった何かしらの悲劇、この事情がまなつとローラの今後の関係性に響いてきそうですね...。

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動くエンドカードは相変わらずエモすぎる。ここまで来ると水面にサマーラメールの影が一緒に映ってるだけで尊い

 

またみてね!!

 

当たり前。ここまで見て続き見ないやついねぇンだわ。

残り3話、終わるの寂しすぎる。

 

 

 

 

 

 

 

 

トロプリのラストはどうなる?

あけましてトロピカル。

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今回は自分の中の整理を兼ねて、終盤の展開に向けてストーリーの振り返り・考察をしていく。

後回しの魔女の目的とは?

まず後回し勢がやる気パワーを奪う理由だが、これは「愚者の棺」の力を解放することである。

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このメロンのような容器がやる気パワーで満たされた時、愚者の棺の力が解放され、不老不死の力が得られるらしい。不老不死となれば、魔女の望む永遠の後回しが実現するのである。

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42話で明かされたのは魔女は寿命が近いということ。寿命が近いので不老不死を手に入れたいというのは確かに自然な流れだが、本当にそれが目的の全てなのだろうか?

後で説明するが、魔女は記憶喪失である。不老不死になりたいだけならば、別に記憶喪失である必要はない。魔女は何かを後回しにしているのだ。それはシリーズ構成の横谷さんのインタビューから分かる。

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魔女は何を後回しにしていたのかが明らかになるかな、と。→後回しにしているのは死ぬことです。

というのは何だか単純すぎる気がする。考えすぎか?

 

とりあえず、ストーリーが大きく動いた29話を振り返ってみる。29話は魔女が夢(?)で謎の人間の少女を見て、うなされる所からスタート。

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あの人間は誰なのだと苦しむ魔女。

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「どうしたのですか?魔女様」と割れた鏡越しに映るバトラー。魔女様はどうやら記憶喪失らしい。

 

一方、場面切り替わって鏡で遊んで盛り上がるまなつとローラの描写。

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その後、戦闘シーンではかつて魔女と戦っていたとされる伝説のプリキュア、キュアヤシの木さん(仮名)が姿を見せる。

キュアヤシの木は肉体は滅びており、ホログラムのように表れる存在。トロプリチームと一緒に戦う事はないが、パワーアップアイテム・大地のリング入手のお手伝いをしてくれる。どうやらこの世界でやり残した事があるようだ。

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「この世界を救って...。そして後回しの魔女になってしまった魔女を...」

 

魔女は何らかの理由で後回しの魔女になってしまったらしい。

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ラストは再び魔女が謎の少女の夢を見て、

「待て、お前は誰なのだ...。何故そんなに楽しそうに笑うのだ...」とうなされて終了。最後には意味ありげに割れた鏡がその場にある。

 

この謎の少女がキュアヤシの木の変身前であるのはビジュアル的に考えても確定だろう。

 

29話をまとめると

①魔女は記憶喪失

記憶喪失の理由に関しては、36、37話で出てきたグランオーシャンの機械によって記憶を吸い出されたからだと考えるのが自然。魔女本人も人魚のような形をしているし、元々グランオーシャンの住民だったのかもしれない。

②魔女とキュアヤシの木は元パートナー

魔女が後回しの魔女になってしまったというキュアヤシの木の発言、魔女が人間の少女(変身前ヤシの木)と仲良く遊んでいたと思われる記憶の断片、鏡越しに映る幸せなまなロラの関係と割れた鏡の対比。ここから推察するに、2人は元々人間と人魚のパートナーだったと予想される。まなつとローラのような。

 

ここまでまとめたが、魔女が後回しにしていることが何なのかは結局不明のままである。

 

そのため、ここから先は完全に私の妄想である。

一般的に体が大きい生き物は寿命が長いとされている。後回しの魔女や女王様は明らかに体が大きく、長生きしている証とも考えられる。そうすると人魚と人間の間で寿命差が存在する可能性がある。魔女は仲の良い人間キュアヤシの木が自分より先に死んでしまわないように後回しの世界、不老不死の実現を考える。つまり、魔女が本当に後回しにしていたのは「死別」である。しかし、途中でグランオーシャンの機械によって記憶を失ってしまう。結果、本来の目的を忘れたまま後回しの世界の実現を目指して暴れる破壊の魔女となり、今に至る。

...みたいな。もし当たってたら褒めてくれ。

 

 

バトラーは黒幕?

バトラーはここまでの段階で非常に怪しい。黒幕としての条件はかなり揃っている。 

まずは、29話で記憶の断片を見て苦しむ魔女に対して忠誠を誓うバトラー。ただし、それは割れた鏡越し。

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この演出、ネットでもよく言われているが、かなり引っかかる。まるで魔女とキュアヤシの木の関係を引き裂いたのがバトラーであるかのようにすら思える。

 

29話では他にも三幹部がこのような会話をしている

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魔女様の前でプリキュアという言葉は禁句。ただし、これはバトラーが決めたルールである。

記憶喪失の魔女に対して、プリキュアという存在を思い出されてはバトラーにとって都合が悪いのだ。その理由は昔キュアヤシの木とパートナーで魔女は元来悪いやつではないから。

また、愚者の棺を解放すれば、不老不死が得られるとされているが、これはバトラーがついてる嘘であろう。そもそもこれまでに愚者の棺を解放した者はおらず、不老不死が得られるというのはあくまで噂である。そしてメタ的な発想になるが、エルダが「愚者の棺って本当にエルダ達の願い(不老不死)を叶えてくれるの?」「バトラーのやつ、何か隠してる気がするんだよね」と発言していることから考えても、不老不死は嘘だと推測される。

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不老不死が嘘だとなると、この時点でバトラーは永遠の後回しを所望している魔女を裏切っていることになる。利用している立場にいると言った方が正しいかもしれない。また、バトラーが他の後回しメンバーと決定的に違うのは、後回しの世界に対して拘りがない所である。こいつだけは後回し勢の中で「面倒くさい」と発言した事がない。思想がそもそも一致していないのだ。

 

後回しの世界に興味がないならば、彼の目的は何なのか?

 

単純であるが、予想しているのは純粋にパワーアップを遂げて、世界を支配下に置くみたいな展開。

 

愚者の棺を解放し、自らをパワーアップさせるためにはやる気パワーが必要。

しかし、やる気パワーを沢山集めるほどの力をバトラー自身は持っていないので、記憶喪失なのを良いことにヤラネーダの元を生み出せる魔女を利用。

 

という流れである。仮にもしパワーアップするならそれに応じて強そうな見た目に進化するだろう。

バトラーのモチーフはタツノオトシゴである。これを考えると、こいつはドラゴンに化ける可能性があるのだ。

 

ドラゴンがラスボスになる匂わせのような描写は作中で2点挙げられている。

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みのりん先輩のマーメイド物語。

仲良くなった人魚と人間が冒険をし、凶悪なドラゴンと戦うストーリー。具体的な状況は違えど、人魚と人間が協力して戦う話という点はトロプリ本編と一致している。そのため、ラスボスがドラゴンである伏線となっているのではないかというのが1つ。

完全に空想だったマーメイド物語。「現実とファンタジーは違う。私はファンタジー小説の主人公じゃないから...」と言っていたみのりん先輩の小説が実話になる展開だったらアツくない...?

 

2つ目は41話。トロピカる部出会いの振り返り回なのだが、ここに謎に出てきたのが世界のドラゴン展。

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ローラとみのりん先輩が初めて対面した場所。4話では人魚展、24話のクイズ回ではボタン展をやっていた場所である。

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(↑4話)
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(↑24話)

41話では「ドラゴン展はまた時間がある時にゆっくり見よう」とドラゴンについては特に言及されずスルーされるのだが、果たしてここをそのままスルーして良いのかという話がある。

出会いのシーンを再現するなら、人魚展をもう一回やってても良いはずである。何故わざわざドラゴン展をチョイスしたのか?と考えると意味があるような気がしてならない。

 

以上がバトラーさん、ドラゴンに進化してラスボス説の根拠である。

 

しかし、ただのパワーアップで説明できないのは愚者の棺というネーミングである。こんな言葉を理解できる女児はいないであろうに、わざわざ小難しい言い方をしているということはちゃんと意味があるだろう。愚者とは誰を指すのか?解放すると何かおぞましいものが出てきたりするのだろうか?

 

三幹部はどうなる?

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チョンギーレ・ヌメリー・エルダが後回しの魔女に仕えている理由は不老不死の力が得ることによって、シンプルに面倒くさいことをしなくて済むからであり、それ以上の意味はないだろう。作中でも明言されているが、この3人が不老不死で得られる恩恵はそれぞれ

チョンギーレ→料理を作らなくて済む

ヌメリー→医者の仕事をしなくて済む

エルダ→子供のままでいられる

である。本当にサボって生きたいだけで根から悪人という訳ではないので、不老不死の実現が嘘だと知った時点で、バトラーに指示に従う事はなくなるだろう。何なら最終的にはグランオーシャンの住民として暮らすみたいなエンドもあるかなと思ったりしている。

 

ローラの最後は?記憶は?

トロプリのラストにおいて最も大事な部分である。考えられる展開を挙げていく。

 

①記憶を無くしたまま終わり

地雷エンド。これだけは絶対やめてほしい。トロピカル〜ジュ!プリキュアに限って、こんな悲しい終わり方があってはならない。

正直このエンドになる確率はかなり低いと思ってはいるが、可能性としてはもちろん捨て切れない。

数年後、まなつが秘密のビーチで偶然記憶を無くしたローラと再会して、「...私の名前は夏海まなつ...。あなたは...」みたいな展開。

この結末は誰もトロピカれない。絶対にやめよう。

 

②記憶を無くすが、思い出す

まず、最終決戦で記憶喪失の魔女が一番大事なことを思い出すという展開がありそうな気がしている。そして魔女の記憶が戻るなら、ローラにも記憶カムバックが出来るはずだという理論。

 

そもそも、37話ではもし記憶を消されても思い出させるとまなつが言っている。

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もちろんこれは慰めでしかないのだが、俺たちの信じた夏海まなつがこう言っている以上信じるしかない。ローラが記憶なくして終わりなんて当然誰も納得しない。まなつも俺も女児も全員泣く。

 

また、34話でのまなつの発言。

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「ローラがグランオーシャンの女王様になっても、それが伝説でも、究極でも、史上最強でも、どんな女王様だったとしても、ずっとずーっと...友達でいること!」

冷静に考えて、ここまで言わせておいて記憶が消えたままだったら、制作側は鬼以外の何者でもないだろう。

 

では記憶を無くしてしまった後、実際にどうやって思い出すのか?

記憶復活のキーとなりそうなのは、シャボンピクチャーである。

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トロプリは今を大事にして、瞬間瞬間を楽しんできた。シャボンピクチャーに残った思い出がキッカケとなるのではないかという予想。

 

もしくは最後の劇で歌う事が確定した「なかよしのうた」。

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ひとりで歌うより 友達と歌おう

一緒に歌うと 胸がぽかぽか あったかい

 

グランオーシャンでふと「なかよしのうた」のメロディーを聞いて、友達の存在を思い出す展開。これも十分あり得る。実際にこの展開やられたら泣きそう。

 

シャボンピクチャーと歌で、既に記憶復活のパーツは十分揃っているのだ。きっと大丈夫なはず。

 

③人間として生きる

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42話で新たに出てきた可能性。

「もし掟が絶対だって言うのなら、私は...」と何か考えてる様子。この後に続くのは、おそらく記憶を失うぐらいなら人間として生きようという事だろう。

ずっと人魚の女王になる事が全てだったローラが、夢を捨てることになるので、これはこれでかなり悲しい展開である。しかし、それだけ大きな夢を捨てるほど、皆が大事な存在になってしまったという話なので、個人的にナシではない。

とは言え、やはり私はローラに全てを手に入れて欲しい。一切の代償なく脚を手に入れたように、記憶を失うという巨大すぎる代償を実力で蹴散らして、人魚の女王になって欲しいのだ。ここで妥協するローラはローラらしくない。ご都合主義で全然構わない。記憶を取り戻して、人魚の女王になる完璧なローラが見たいのだ。

 

④女王になって、掟を撤廃する

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これが出来ればもちろん理想だろう。

ただ、そもそも何故グランオーシャンにそのような掟があるのかがまだ明かされていないので議論のしようがない。簡単に撤廃できるような話なら最初からそのような掟を作っていないだろうし、この展開の可能性は低そうである。

掟の存在意義にはしっかり納得のいく理由が必要だと思うが、果たして回収されるのだろうか。

 

その他回収されていない伏線

まなつの故郷南乃島でローラが見つけた人魚の宝、パワーアップアイテムとやる気パワーの入った杯。

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ローラはどこか懐かしい香りに誘われてアイテムを見つける訳だが、この香りの正体はグランオーシャンに咲いているシャボンフラワーであったことが判明する。

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つまりグランオーシャンの誰かが、まなつの島にアイテムとやる気パワーの杯を持ち込んだ事は確定しているが、誰が持ち込んだのかは不明。

持ち込んだ理由としては、昔、後回しの魔女の他にも愚者の棺の解放を狙った者が存在したため、やる気パワーの入った杯をグランオーシャンから遠く離れた地上に隠すことで実質的に封印した、といった事らしいが人魚アイテムが付随している理由はよく分からない。ただのオマケ説あるか?

 

 

 

以上、現段階で考えられることをまとめてみた。

魔女が後回しにしているものは何なのか、バトラーは黒幕なのか、ローラの記憶はどうなってしまうのか。気になる部分が盛り沢山であるが、ローラの記憶が戻ってくれるなら個人的にはもう何でも良いです。