トロプリ43話 感想
いよいよ物語が佳境に迫ってきました。43話、振り返っていこうと思います。
前回はまなつがヤラネーダに飲み込まれたまま終了。
地上ではプリキュア組以外やる気パワーを奪われ廃人状態。まなつを助けに深海へと向かう4人。
OPの前に変身。既に終盤っぽさあるね...
まなつは伝説のプリキュア(以下キュアヤシの木)に記憶を見せられている所からスタート。
怪我をした昔の魔女に対してヤシの木がお手当てをしている様子。この時点で魔女とヤシの木が既に交流があったのか、怪我している魔女を通りすがりのヤシの木がたまたま見かけたのかは分からないが、出会いのシーンっぽくも見える。
ラメールはアクアポットを修理するため、グランオーシャンに一時戻って3人と別行動に。
アクアポットって結構精密な機械で面白いですね。ただ入れ替わり回やハロウィン回で割とバグ起こってるし、定期的にメンテナンスしておいた方が良いんじゃないか。ハロウィン回は再起動したらバグ直ったわ!wみたいなノリだったけども。
アクアポットを修理装置に入れた後、女王様と話をするラメール。
プリキュアに関する話題となり、ラメールは自分は人魚であるにも関わらず、何故プリキュア になれたのかと女王様に尋ねる。
明確にその回答は返ってこなかったが、女王様も以前愚者の棺を解放しようとした不届き者に対抗するためにプリキュアになろうとしたがどうしてもなれなかったとのこと。
そもそも人間がプリキュアになる場合でも、人魚と人間が心を通わせる必要があるという設定があったので、昔の女王様がプリキュアになれなかったのはそれが理由なのかな。自分はプリキュアになれなかったのに、女王様が17話で変身アイテムをローラに渡した事も納得がいく。
そして、南乃島にやる気パワーの入った杯を隠した人物は昔の女王様だったことが判明。
それにしても生身で戦って敵から杯を強奪してる昔の女王様も普通に凄い。人魚の国の女王は世襲制ではないので、ちゃんと実力があって女王になったんでしょうね。ちなみにブレスレットを添えた事に関しては特に大きく触れられなかったのでやはりオマケだったみたい。
その後、人間と関わった人魚の記憶が消される事に関する話題になり、今回の話でおそらく最も重要な女王様のセリフ。
「...あなたにもいずれ分かる日がきっと来るでしょう。自らその記憶を消してしまいたいと思う日が。」
もちろん否定するラメール。まなつたちと過ごした記憶を忘れたいなんて思う日が来るはずがないと。
人間と関わった人魚が自らその記憶を消したくなるとはどういう意味なのでしょうか。とにかく掟が存在する理由は、人魚と人間が交わる事自体がタブーなのではなく、関わらない方が良いからといったニュアンスっぽい。
私の中で思いつくのは、前回の記事でも触れた通り人魚と人間の間には寿命差が存在して、別れの辛さがあるから、みたいな妄想。そうなるなら人間と関わった思い出なんて忘れてしまった方が良いよねって感じで一応合点がいくけどどうなのかな...。
最後は、女王様がヤシの木と後回しの魔女との関係性や過去(だと思われる)をラメールに話して終了。とにかくラメールはここで魔女についての事情を知ったようですね。
一方、ヤラネーダに飲み込まれていたまなつはクジラの口を持ち上げて自力脱出。こういうの、プリキュア主人公らしくて良いね。
脱出したまなつは魔女屋敷に潜入し、魔女と直接話してやる気パワーを返してもらおうと動く。夏海まなつ、さすがコミュ力の塊である。
チョンギーレのいる調理室に入って、魔女の部屋の場所を聞くまなつと、まさかプリキュアに潜入されているとは思わずうっかり答えてしまうチョンギーレ。
あまりにも緊張感がないけれども、それがトロプリの良さ。緊迫してる状況であっても、出来るだけコミカルに描こうとしているのが伝わってくる。
で!ここですよ。まなつが今度は間違えてエルダ部屋に入るシーン。
19話の人形で遊んでるエルダちゃん....。あの時の人形大事にして遊んでるの良すぎないか?人形に気付くのか...まなつ...????
と思ったら、エルダが焦って咄嗟に人形を隠したので気付かなかった様子。個人的にはまなつのリアクションを見たかった気持ちはあるけれども、最後まで知らないままというのも良い。
その後、ヌメリーの生み出したゼンゼンヤラネーダと交戦中の3人と合流するまなつ。変身してサクッと浄化。
ミックストロピカル、久々に見たね。
この技すらもう何だかすごく懐かしい。ちなみに個人的にトロプリの音楽の中でミックストロピカルのbgmがトップクラスで好き。
続けて、ラメールとも合流し前回のクジラヤラネーダをあっさり浄化。最強のヤラネーダと言ってた割には弱かったけど、まぁストーリーの本題ではないので良いでしょう。
合流した5人は話をすべく遂に後回しの魔女と対面。魔女の部屋ではやる気パワーで器がいっぱいになり、愚者の棺を解放する準備が整った模様。それにしても、コーラルのペケバリアで足止めされているチョンギーレ好きすぎる。あとここら辺のサマーの作画も何か好き。カッコ良くて可愛い。
何のために永遠の後回しを企むのか魔女に尋ねるサマー。
「それはもちろん...もちろん...あれ?私は何を後回しにしようとしていたのだ...?」
魔女は答えられない。とても大事な記憶だった気がするが思い出せない。
ここで事情を知っているらしいラメールが少し寂しそうな顔をするのも印象的。
いや、魔女様はそれを思い出す必要はありませんと割り込んでくるバトラー。思い出されてはやはり都合が悪いご様子。そのままバトラーは愚者の棺の解放に取り掛かる。
ここで、愚者の棺とは世界を滅ぼして集めた生命エネルギーによって、棺を解放した者に不老不死を得られるモノだということが判明。
なるほど。あまりにも物騒すぎる。てっきり私は不老不死自体が嘘だと思っていたけど、思いっきり予想を外してたね。バトラーが3幹部に隠していたのは、棺を解放すると世界を滅ぼすことになるということ。
バトラーは魔女に記憶を思い出されたくはないけど、どうやら普通に魔女の従順な部下ポジションらしいね。前の考察記事で、バトラーは魔女を裏切ってドラゴンに進化するラスボス説とか唱えてたけど、その線はかなり薄くなってしまった。恥ずかしい。まぁ魔女が記憶を思い出した後にバトラーが暴れる可能性はあるんだけど。
世界を滅ぼすのは流石にやり過ぎだろと反抗するチョンギーレ。しかしバトラーによってヤラネーダにされてしまう。チョンギーレヤラネーダの見た目はなかなかシュール。
生物媒体ヤラネーダが出てきた時点で3幹部がヤラネーダの捨て駒として扱われるのでは?と予想していた人をネットで見かけてたが、本当にそうなってしまうとは。バトラー中々えげつない事をするね...。ここでショックを受けるヌメリーさんとエルダちゃんも良い。
チョンギーレヤラネーダと対峙するサマーのカットで43話は終了。ここのサマーの作画も何かめちゃくちゃ好き。
次回予告。
サブタイから既に核心に迫ってます。
魔女の過去、何を後回しにしていたのかがいよいよ明らかになる模様。
個人的には魔女の手に指輪がついているのが気になるところ。トロプリの指輪はプリキュアの変身アイテムとして生まれるものなので、魔女が昔キュアヤシの木と心を通わせていた証拠みたいなモノなのかな。
魔女とキュアヤシの木との間で起こった何かしらの悲劇、この事情がまなつとローラの今後の関係性に響いてきそうですね...。
動くエンドカードは相変わらずエモすぎる。ここまで来ると水面にサマーラメールの影が一緒に映ってるだけで尊い。
またみてね!!
当たり前。ここまで見て続き見ないやついねぇンだわ。
残り3話、終わるの寂しすぎる。